多くの場合、同じ症状に対しては既に決まっている一定のパターンの施術をすると一般的には、症状が軽くなります。しかし、実際には、同じような症状を訴えても、一人ひとりの体の違いにより、同じ部位に同じように痛みが出るとは限らないことも非常に多いです。例えば、同じ腰痛でも人によって、痛みの性質や、痛む部位が微妙に異なることが非常に多いものです。この違いを見つけ出すには、一般的に病院で行われるような「問診」だけではとても不十分です。私たちのような治療家には、レントゲンや血液検査などのような検査手段はありませんから、手指だけが大事な検査器具ということになります。 当院では、問診の段階でどのような状況で、どのような姿勢の時に痛みが出るのかを確認しておき、痛む部位を軽く、時には強く押さえたり、体の位置を変えた時の痛みの具合の変化なども調べるようにしています。いわば施術しながら問診を継続していることになります。整形外科的な痛みの場合は、これだけで痛みが軽くなってしまうこともよくあります。 こうすることによって、先ずは重大な誤診、思わぬ病気の見落としを防ぐこと、次には、正確にその人に合った施術法を見つけること、を常に念頭に置いて施術をしています。 | |||
当院は、次の4つをモットーにしています。 第一:痛みを軽減させ、除去すること、また、不眠や疲労などの体の不調を改善すること。 第二:それらの症状が再び起こらないように症状再現を防止すること。 第三:未だ自覚されていない症状を発症させないように予防の施術を行うこと。 第四:その人自身が本来持っている心身の能力を存分に開花させることこそ、健康法の最高目標とみなし、その能力の開花を支援すること。 |